保育士の離職

保育士になるためには、保育士資格が必要です。資格は国家試験ですが、それでも毎年一定数は合格者がいます。保育士不足の現状として、仕事を辞めてしまう方がいる一方、資格を持っているにも関わらず職には就かない方が多いという事実もあるのです。

保育士の資格を取っても保育士にならない方のなかには、他の職業に関心が向いた方もいます。しかし、多くは保育士という仕事を吟味した結果、希望しなかった方がほとんど。その原因には、給与の低さや、精神面への心配などが挙げられます。また、一度保育士という職を離れた方が、再就職を望む割合は約5割。また保育士として働きたいという意欲を持つ方は、半数ほどしかいないのです。そして、さらなる要因は保育士の非正規雇用、つまり派遣社員が増加していることです。派遣社員は、この現状のなか、とても大切な存在です。しかし、最近は保育士不足の影響を受けて、正社員並みの働きをしなければならない保育所も増えてきました。その分、給与が上がればいいのですが、そこは派遣扱いのまま。このようなことから、派遣社員もすぐに止めてしまう方が後を絶ちません。

保育所の仕事は、子どもが好きという気持ちだけでモチベーションが保てるほど、易しいものではないのでしょう。問題の解決には、待遇面から改善していかないと難しいかもしれません。